コープデリにいがたの広報誌「こーぷふる」2024年7月号

コープデリにいがたの組合員広報誌「こーぷふる」をご紹介します。生活協同組合コープデリにいがた


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コープデリにいがた編集委員会発コープってなあに?~生活協同組合の歴史と仕組み~6月7日(金)、コープデリにいがたの第3回通常総代会が開催されました。総代会では、2035年に向けてのビジョンのお話もありましたが、そもそもコープってどうやって始まったのだろう…。そこで、コープの歴史や仕組みをコープデリにいがたの中村常務にお聞きしました。コープデリにいがた中村仁常務理事10Qコープの名前の由来は?コープは協同組合を表すCo︲operative(コーペラティブ)の略称「Co︲op」を日本語読みにしたものです。「Co(共に)」、「Operative(働く・運営する)」そういった意味があります。消費者一人ひとりがお金(出資金)を出し合い組合員となり、協同で運営・利用する組織です。Qコープのはじまりは?協同組合の歴史は19世紀のイギリスにさかのぼり、ロバート・オウエンの協同の思想がその原点とされています。様々な試行錯誤が繰り返される中、1844年イギリスの8人の労ロッチデールの町で織物工など2働者が、苦しいくらしの中から1年かけてひとり1ポンドを積み立てて「ロッチデール公正開拓者組合」を設立しました。これが世界最初に成功した生活協同組合です。その精神が世界の協同組合原則に受け継がれ、現在では国際協同組合同盟0億人の組合員が利用している、世界最大の非政府組織(NGO)となっています。(ICA)に107カ国、約1ロッチデール原則ロッチデール公正開拓者組合が作った7つの原則1.購買高による剰余金の分配(出資配当金)コープにも活かされてこの原則が今のいるんだって2.品質の純良(混ざりもののない)5.組合員の平等(ひとり一票)3.取引は市価で行う(適正な価格)4.現金取引(売掛しない)6.政治的・宗教的中立の原則7.組合員の教育促進(豊かな生活のための教養)Q日本では、どのように誕生したの?イギリスでの協同組合の活動が日本に紹介される中、18792年)に東京と大阪で年(明治1現在のコープにあたる組織が誕生し、1900年に制定された産業組合法のもとに購買組合として広がっていきました。第一次世界大戦後、振興消費組合と呼ばれる3つのタイプ(労働者消費組合/市民型消費組合/職域型消費組合)の消費組合運動が生まれ、日本の生協は本格的な展開を始める事となりました。しかし、第二次世界大戦が始まり様々な統制が強化される中、生協への介入・弾圧などにより事実上多くの生協は壊滅してしまいました。そして戦後、全国各地で地域生協コープデリにいがたの歴史(旧コープにいがた)1986年市民生協にいがた(旧コープクルコ)1955年新潟県勤労者福祉ダイジェスト▼2007年コープネット事業連合(現コープデリ)に加入▼2008年コープにいがたへ1991年総合生協対策協議会▼▼2017年コープネット事業連合(現コープデリ)に加入総合生協から供給事業を分離し、コープクルコへそして、2022年に2つのコープがひとつになり、コープデリにいがたになりましたを再生する動きが始まり、町内会単位を中心とした生協が次々と設立され、1960年代に入ると公害問題や食の安全によるくらしの要求から、主婦を中心とする地域生協が数多く生まれ、全国に広がっていきました。Qコープデリグループってなあに?関東信越のコープが協力するため設立した組織連合です。これにより商品開発や仕入れ、物流やシステムの整備などをより効果的・効率的に行うことができます。現在、コープデリグループは6生協、合計組合員数は約528万人、その内コープデリにいがたの組合員は約24万人になりました。


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