コープデリにいがたの広報誌「こーぷふる」2025年2月号

コープデリにいがたの組合員広報誌「こーぷふる」をご紹介します。生活協同組合コープデリにいがた


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コープデリにいがた編集委員会発朗読ボランティア「雪うさぎの会」を知っていますかコープデリにいがたでは、視覚障がいのある組合員さんに、「声の商品案内」をお届けしています。「ハピ・デリ!」などの商品カタログの録音はコープデリ連合会のリーディングサービスが担当し、「こーぷふる」等の広報誌の録音は、コープデリにいがたの朗読ボランティア「雪うさぎの会」が担当しています。今回、「雪うさぎの会」代表の高橋さんに活動の様子をお聞きしました。10高橋さんにお話をお聞きしました朗読ボランティア「雪うさぎの会」代表高橋典子さん朗読ボランティア「雪うさぎの会」について教えてください今から30年前、おひとりの組合員さんが、ご自分で「商品案内」を読み上げたカセットテープを、4、5人の視覚障がいのある方に渡していました。それを知った当時の職員が広報で紹介し、ボランティアを募集したのが会のはじまりです。「雪うさぎの会」の名前は、会の立ち上げ時に愛称を考えようとメンバーが相談し、季節がちょうど冬で可愛いから決めたと聞いています。現在、朗読ボランティア「雪うさぎの会」は、9人で活動しています。2カ月に1回程担当がまわってきます。コープデリにいがたの事務局から、「こーぷふる」や「コープデリにいがた通信」が、担当に郵送で届きます。各自、自宅で録音を行っています。この活動は自分の都合に合わせてできますし、できない時は、前もって事務局に伝えておくと他のメンバーが代わってくれます。1回の活動の流れを教えてください郵送で広報誌が担当に届いたら、まずひと通り、読み方や文章を確認します。次に、読むための原稿を作成します。1度下読みをし、つまずくところなどをチェックしてからボイスレコーダーなどに録音していきます。録音したデータは、1週間以内に事務局へ届くように郵送します。▲毎月1回発行の広報誌の録音を担当しています広報誌のページを読む順番は?特に気を付けていることは?基本的には上から順番に読んでいきます。文字の大きさ、イラストなどは、目に訴えているものがありますので、書き手の意向を考えながら読むようにしています。聞く方によって感じ方が違うことも理解しながら読むことを大切にしています。写真コメントや、イラストなどの説明はどうしていますか?「写真の説明」ハンバーグがお皿の上に乗っています。横にはポテトとブロッコリーが添えてあります。「写真終わり」「かわいい」や、「おいしそう」などの形容詞は使いません。聞いて分かりやすいように、組み立てて読んでいます。また、本文の文章と混ざらないように、写真やイラストは、はじまりに「写真の説明」、終わりは「写真終わり」などを伝えるようにしています。書いてあることを正確に伝えることが大事なので、文章は足すことも引くこともしないように気を付けています。また、話し方はできるだけ感情が入らないようにしています。専門用語は聞いただけではイメージできないものもあるので、説明を加えたりします。固有名詞や地名、人の名前の読み方は間違えないように調べたり、事務局に問い合わせたりして確認しています。どんな声が朗読に向いていますか?声と耳の相性は、人によってさまざまです。聞き取りやすいのは大切ですが、いろんな声の方がいたほうが楽しいですよね。低い声の方がよいという利用者さんもいますし、高い声の方がよい方もいます。私たちメンバーも、だんだんとベテランとなってきたので、若い方も参加していただけるとうれしいですね。


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