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産直四国佐田岬産釜あげしらすができるまでしらす漁海中に広げておいた網にしらすが入ってきたら引っ張り上げ(写真A・B)、クラゲなどの他の生き物を大まかに出してから船の中央に設けられた水槽(イケマ)に一時保管します(C)。とれたてのしらす。まだ他の魚も交じっています(D)。陸でスタンバイしている社員がしらすを移して、フォークリフトで工場へ直行します(E)。➡加工・冷凍(一次加工)100度の熱湯と塩の入った対流釜でふっくらと炊き上げ(写真F)、独自の冷却ファンで一気に度にまで下げます(G)。それ度で急速冷凍し、うま味をぎゅっと凝縮して冷凍倉庫で保管します。これで原料が完成です。-50を20➡解凍・選別・パック詰めなど(二次加工)原料は自社開発の静電式解凍機で、しらすの水分やうま味の低下を防ぎながら、微妙な空気の振動によって解凍します。選別工程では4人1組で(写真H)、ペン先ほどの細い異物吸引器を使いながら異物を逃さず取り除きます(I)。次に計量・パック詰めし、目視点検しながら最終チェック、包装機の直前でも検品しています(J)。そして一晩冷凍してから翌日に梱包します。この間、1ロットごとに、品質管理部が塩分や水分濃度、一般細菌、大腸菌群などの検査も行っています。一次加工では、塩を入れた対流釜でふっくらとしらすを炊き上げて、独自0度にまで一気の冷却ファンで1分で2に下げます。そして急速冷凍して冷凍倉庫で保管します。ここまでで、水揚げから1時間しか経っていません。「あとは生産スケジュールに合わせて、解凍、選別、パック詰めをしていきます。しらす以外の魚や木片・魚網などの混入がないように、異物吸引器を片手に何度もチェックしています。休憩を入れながら、責任を持ってやってもらっています」と阿部さんは続けます。「『なんでここのしらすはおいしいの?』って言われたときが一番うれしいです。この先もずっとしらすをお届けできるように未来のことを見据えて、海の魅力を伝えつつ、仕事をしていきたいですね」と最後に福島さんが話してくれました。緻密な連携プレーによって、海でとれたばかりのしらすを「産直四国佐田岬産釜あげしらす」に加工して送り出しています。ぜひ食卓で、味わっていただきたい一品です。12ページで、レシピをご紹介今回ご紹介した商品はこちら!産直四国佐田岬産釜あげしらす宅配:30g×3Pを9月3回に取り扱う予定です※10月2回より規格を25g×3Pに変更し、隔週でご案内します◆この商品には減塩タイプの「産直四国佐田岬産釜あげしらす(減塩)」もあります(10月1回より25g×3Pで隔週)03「今年は海にいるしらすの量が少なく苦労していますが、がんばっています!」と笑顔で話す漁師の福島貴行さん(人物左)と阿部鉄久さん(右)。漁師仲間が船上で手を振っています(写真右)