コープデリにいがたの広報誌「こーぷふる」2024年4月号

コープデリにいがたの組合員広報誌「こーぷふる」をご紹介します。生活協同組合コープデリにいがた


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もっちりジューシー!フルーツゼリー(レモン味・いちご味)02おすすめ!コープの商品ドライフルーツ製造時に出るシロップで作る寒天ゼリー「CO・OPもっちりジューシー!フルーツゼリー」、レモン味の製造を一からご紹介します!もっちりジューシー!フルーツゼリーができるまで(レモン味の場合)ゼリーを作る翌日に寒天と水を溶かして攪かくはん拌機で攪拌します。寒天は95度以上にならないと溶けないため、熱い状態で砂糖などを加え(写真D)最後にシロップを加えて、混ぜ終わったら型に流していきます(E・F)。動かさずに1~2日置き、しっかり固まるまで保管します。シロップの準備ドライフルーツ製造の際には国産レモンを洗ってカットするところから始めています。大きな傷や黒い点がある場合はそこをカットして(写真A)スライス(B)。ドライフルーツを製造した際に出るシロップはきれいな黄色(C)。これを冷凍保管しています。製造前日に解凍し、ゼリーの味が決まる大事な工程・シロップ調整をしてから、風味、ph調整、糖度の確認をします。DECAB創業以来の課題2012年創業の南信州菓子工房株式会社は、国産果物のドライフルーツを0種類製造する会社。2023年9約2月発売の「CO・OPもっちりジューシー!フルーツゼリー」は、“ドライフルーツ製造時に出るシロップを使った商品を作りたい”という思いから誕生した寒天ゼリーです。阿南工場(長野県下伊那郡)を訪れて、話を聞きました。「当社のドライフルーツは、特殊な釜を使い、果実を低温でじっくり蜜煮してから乾燥しています。この工程で濃厚でおいしい果実シロップが副産物として残るのですが、使い道がなく廃棄するしかありませんでした。シロップ自体ももったいない上に、処分にもお金がかかります。『このシロップで商品を作りたい』というのは創業時からの課題でした」と代表取締役の木下裕ひろすけ亮さんは話します。具体的に寒天ゼリーの構想が出てから約5年の歳月を経て、新しいコープ商品として「CO・OPもっちりジューシー!フルーツゼリー」は誕生しました。「素材の風味を生かした、できるだけ添加物を使わない商品にしようということになりました」と商品開発担当の加藤雅まさよし芳さんが話します。苦労したのはもっちりとした食感を安定的に出すことでした。カラフルでかわいいだけじゃない!「始まりは“もったいない”を減らしたい!」果物のエキスたっぷりの寒天ゼリー


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