コープデリにいがたの広報誌「こーぷふる」2025年11月号

コープデリにいがたの組合員広報誌「こーぷふる」をご紹介します。生活協同組合コープデリにいがた


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おすすめ!コープの商品産直北海道産味付数の子(昆布しょうゆ味)02丁寧な作業が生むパリッとした歯ごたえと自然な色おせち料理でおなじみの数の子。国内一の産地である北海道では、国産・無漂白にこだわった商品が、手間暇かけて作られています。産直北海道産味付数の子(昆布しょうゆ味)ができるまで腹立て・急速凍結1~3月、産卵期のニシンが石狩湾で水揚げされ、加工場に運ばれます。卵巣は生の状態だとやわらかいため、まず冷凍。卵巣が変形しないよう腹を上にしてニシンを並べ、冷凍庫に入れます。解凍・腹出し5月頃から加工作業を開始。まず冷凍していたニシンを水に漬け、空気を入れて泡立てながら均一に解凍します(写真A)。作業場(B)へ移したら、卵を傷つけないよう先端が丸くなった包丁で腹を割き(C)、卵巣を素早く取り出します(D)。身は身欠きニシンなどの原料に。DCAB戻ってきたニシンはじけるような独特の歯ごたえが魅力の数の子。お正月に欠かせない存在です。その多くが外国産ということをご存じですか?数の子はニシンの卵巣を塩漬けにしたものですが、乱獲で1950年代中頃から国内ではほとんどニシンが獲れなくなりました。厳しい漁獲制限や稚魚の放流に取り組み、ようやく漁獲量が回復したのが7~8年前のことです。2017年に発売した「産直北海おおがたあゆむ潟歩道産味付数の子(昆布しょうゆ味)」は、無漂白にこだわり、調味済みで、食べやすくカットした商品。ニシンが水揚げされる厚田漁港にほど近い、ぎょれん総合食品株式会社(北海道小樽市)が製造しています。同社の大社長は「北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)グループの加工場なので、北海道で水揚げされるものを扱うことが使命。カナダ産も扱っていますが、北海道産の比重が高くなってきてうれしいです。石狩湾で獲れるニシンの卵巣は大きくて厚みがありますし、漁師さんが成熟度合いを見極めて水揚げしているので、卵が完熟しているんですよ」と誇らしげに話します。


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