コープデリにいがたの広報誌「こーぷふる」2025年11月号

コープデリにいがたの組合員広報誌「こーぷふる」をご紹介します。生活協同組合コープデリにいがた


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お片づけについてお片づけって何?お片づけとは、使った後に元の場所に戻すことです。でも戻す場所がきちんと決まっていなければ片づけはできません。まずは、出す」「分ける」「しまう」の3つのステップで物を整理して、置き場所を決めましょう。『出す』ステップ1まず、引き出しの中身を全部出します。自分がどのぐらいの物を持っているかということが分かり、大抵の場合はびっくりします。一旦出してみることで、一つ一つの物に向き合えるようになります。ステップ2『分ける』物を整理する時、いるか、いらないかで考えると「もったいない。また使うかも」と感じて全部いるような気がすることがあります。ではどうするか、使っているか使っていないかで分けるようにします。例えば、この1年間で使ったかな?この先の1年で使うかなという感じです。クリスマスツリーは、毎年飾っているなら「使っている」ですが、何年もしまいっぱなしなら「使っていない」に分?るいいらない?けられます。ただし、防災グッズや大切な思い出の物は、この限りではありませんが、普段使いの物は、このやり方で分けてみましょう。『しまう』ステップ3出しやすくて戻しやすい場所を決めて、しまいます。仕切りを使うと、きれいな状態をキープしやすくなります。このステップ3までができたら、あとはみんなが毎日「使ったら元に戻す」をやるだけです。大人の皆さんへ第一に戻す場所決め「子どもにやる気さえあれば片づけはできる」と思われますか?正解は×。本人にやる気があっても、その物を戻す場所がなければ片づけることはできません。その物を戻す場所が決まっていることと、それを子どもや家族が分かっていることが大切です。また、物の置き場所を決めるときは、子どもをよく観察してみましょう。どこを通ってどんな行動をしているのか、どの位の高さだと出し入れしやすいのか、それによってその子にとってやりやすい場所が決まってきます。声のかけ方とタイミング「片づける」という言葉がイメージしにくいお子さんもいます。「ハサミ片づけて」ではなく「ハサミを使ったら元に戻してね」、小さいお子さんだったら「ハサミをおうちに戻してあげよう」なんていうのも良いですね。また、夢中になっている時に声をかけられて「あとで」となるのは大人も子どもも一緒です。おすすめは行動が切り替わるタイミングです。例えばご飯の前、お風呂の前、寝る前などが行動しやすいです。取り出しやすく、戻しやすい仕組み子どもは使い終わった瞬間に、それに対して意識が向かなくなります。例えば、お菓子の袋をハサミで切ったら、切り終わった時、ハサミはどうでもよくなって、お菓子の方に意識が向いています。ゲームの時も、次のゲームソフトをセットしたら、さっきまで遊んでいたソフトは無意識にその辺に置いてしまう。だから、いかに簡単に戻せるかはとても重要です。大人は、子どもがやりやすい仕組みを工夫してあげましょう。たとえば、ゲームソフトは、「出す」「しまう」が同時にできるケースに変えてあげると出し入れが簡単になります。また、戻す場所が分かりやすくなるようにラベルを貼るのも有効です。大人の役割はサポート大人は、子どもが片づけしやすいようにサポートする、子どもが決めたことを見守ることが大事だと思います。散らかった状態を見るとイライラしてしまいがちですが、よく考えるとその状態は、お子さんが一生懸命に頭を使ったり体を使ったりして何かに取り組んだ結果です。遊びは子どもの成長にとって欠かせない大切な活動ですよね。それなら、そこで大人がしてあげるべきなのは、子どもが片づけられるようにサポートすること。一緒に片づけながらやり方を見せたり、教えたりしてあげることです。大人だって、やり方が分からないことはできませんよね。必要以上に口を出さず子どもに決断を任せることにより、「自分で考えて決める力」も身に付けることができます。片づけの習慣は一朝一夕では身につかないので、繰り返し伝えていきましょう。お子さんとのお片づけは、毎日忙しい中で本当に大変ですよね。でも、続けていれば、きっとお子さんの成長を感じられる瞬間がやってきます。焦らず、お子さんと一緒に楽しみながら、少しずつ頑張っていきましょう。他のエリアでも楽しいイベントを開催しています!各エリアのイベントは『エリアだより』『ホームページ』『インスタグラム』でぜひチェックしてみてね!ホームページインスタグラムエリアだより11


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