コープデリ商品政策6つの柱・2
食品安全の考え方
提供するすべての食品の安全性確保に取り組みます
1.食品安全・品質保証の基本的な考え方
- 商品の企画から、提供するまでのすべての工程における管理を徹底します。
- 食品安全・品質保証にかかわる法令順守を徹底します。
- 食品に関する正確かつ適切な情報提供を積極的に行います。
- 食品を取り扱う職員としての知識と技術の向上を図ります。
2.生産者から消費者までのフードチェーン全体で安全性確保に取り組みます
- 「食品の安全性確保」と「安心してご利用いただくこと」は、生産・流通・消費にわたるフードチェーン全体の取り組みで実現することができます。フードチェーンの各段階における正確な情報伝達と連携に取り組みます。
- 消費者・組合員もフードチェーンの一員です。フードチェーンをより確固たるものにするために、組合員と生産者などとの交流など、信頼の輪を広げる取り組みを進めます。
3.フードチェーン全体における安全性確保が機能していることを確認するために、点検・管理に取り組みます。
4.食品の安全性を確保する仕組み(リスクアナリシス)に基づき取り組みを進めます。
◆調べる・評価する
リスク評価
≪食品安全委員会≫
食品の安全性を科学的に調べ、評価します。そして、リスクを避ける、低減する方法を提案します。
◆ルールを決め、実施する
リスク管理
≪厚生労働省、農林水産省等≫
「リスク評価」の結果と提案を基に、食品の安全性を確保するために必要な基準やルールを決めます。
≪事業者≫
基準やルールに基づき、フードチェーンの各段階で食品の安全性確保に取り組みます。
◆話し合う
リスクコミュニケーション
食品のリスク評価や安全を確保するための基準やルールについて、国や消費者、事業者などが意見交換します。
食品に対して「絶対に安全」という評価を行うことはできません。食品には何らかのハザードが存在するということを前提に、そのリスクを評価して管理する仕組みが重要です。
◆食品のハザード
食中毒菌、ウイルス、農薬、食品添加物、アレルギー物質、異物など
◆食品のリスク
ハザードから生じる健康への悪影響の確率とその程度の組み合わせ
5.フードディフェンス(食品防御)の取り組みを進めます。
- 人が意図的にハザード(農薬などの毒物や健康に危害を及ぼすもの)を混入する食品汚染を防止し、食品安全を確保することを「フードディフェンス(食品防御)」といいます。
- フードチェーンの全ての段階において、人為的に毒物や異物が混入される可能性を考慮し、生協の各部署が監視・対策を行います。
- 生協の事業所においても、良好な職場環境の維持に努め、食品防御についての学習を推進し、食品事業者としての責任の自覚を高めていきます。